次男くんの繊細さと長男くんの責任感
Momの近親が亡くなったそう。
85歳で大したもの。
苦しむこと無く、過ごされたそう。
その日、Momが夕食時に子どもたちに伝えた。
すると突然泣き出した次男くん。
これはDadもMomも驚きだったらしい。ここまでとは想像してなかったみたい。たった一日を一緒に過ごしただけの間柄で。
それでも子どもたちにとっては、尊敬できる、とても楽しい、心に残る時間だったのだろう。
知的で素敵なOld man。元気な間に次の世代の子たちにバトンを残した彼は、とても素晴らしいなと。
そしてそれに追随するかたちで、長男くんが涙目に。
その理由はDadの健康。
Dadは今、複数箇所身体を痛めていて、私から見ても元気とは思えない。それでも彼は働くけども。前に、優先順位をつけるべき、身体を第一考えるべき、とは伝えたけど、なかなか上手く伝わらないし、状況が難しいのも分かる。けど。
彼ら家族は、これまでのDadの事故で、きっと不安な思いをいっぱいしてきたんだと思う。
そしてそれは、回復していない今も、密かに悩ませ続けているのだろう。
長男くんは、そんな思いをずっと抱えているみたい。
あの時見たキミの後ろ姿。
今ならその意味が、少し、ようやく私の中で解けた気がする。
キミの肩にかかるプレッシャー。
なんやそれ。私も泣きたくなるわ。
誰かの死を通して、生についてここまで考えた日は、今まであっただろうか。
これもまたひとつ、私の中でのなにかになる。